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【体験談】コミュニケーション能力を上げてくれる!スピーチの重要性

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 コミュニケーション能力を上げる!スピーチの「聞き方」と「話し方」!

私は2019年に7ヶ月間職業能力開発促進センター(以下「ポリテク」)のITエンジニアを目指すコースに通っていました。そして、その後IT企業に就職をしました。

ポリテクに通っているときや会社の朝礼でよく1分〜5分間のスピーチをしていました。

最近ではコロナの影響で朝礼時のスピーチをしないところが増えていますが、スピーチの重要性や実際にスピーチをしたり聞いたりして学んだことを記事にしたいと思います!

なぜスピーチをするのか

 なぜポリテクの講義や会社の朝礼などでスピーチをするのでしょうか?
スピーチが苦手という人は多いです。かくいう私も学生時代は人前でスピーチをするのは苦手でした。

スピーチを実施する目的や狙いは何でしょう。
それは一言でいうと「コニュニケーション能力」を向上させるためです。

一般社団法人 日本経済団体連合会 「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」
「選考時に重視する要素」の上位5項目の推移では

上位5項目

第1位コミュニケーション能力

第2位主体性

第3位チャレンジ精神

第4位協調性

第5位誠実性

第1位のコニュニケーション能力は16年連続で第1位でした。

このアンケートからも分かるように会社が従業員に求めているものはコニュニケーション能力だということが分かります。そして、会社がそれを求めているということはその能力を身につけている人がそれほど多くないということの裏返しだと思います。

ポリテクでも就職した会社でも朝礼にスピーチをするのは世間が求めているコミュニケーション能力を向上させるためにあるのです。

コニュニケーション能力とは

 企業が求める能力にはさまざまな能力があるということが分かりました。

そして、そのなかで重要視されているのが「コニュニケーション能力」です。そもそも企業が求める「コニュニケーション能力」というのはどのようなものでしょうか?

私がポリテクで講義を受けて学んだのは「コニュニケーション能力が高い=自分と他人を理解する能力が高い人」ということです。つまり話している相手との相互理解ができなければコニュニケーション能力が高いとは言えません。

多くの人が「コニュニケーション能力が高い人=流暢に話す人」と思いがちです。

しかし、意思の疎通を円滑に進め、協調関係を気づくためには、自分の意見をしっかりと伝えることができる「話し方」と自分の価値観でとらえるだけでなく、相手の気持ちや考えを受け入れる「聞き方」が大切になります。

会話を十分に交わして意思の疎通が取れていると思っていても、実際作業に取りかかってみると出来上がりがお互いの想像していたものと全く違ったというのはよくある話です。

つまり企業が求めているコミュニケーション能力とは「話し手」としても「聞き手」としても意思の疎通ができること能力のことなのです。

参考

厚生労働省が過去に創設した事業「若年者就職基礎能力支援事業」においても「コミュニケーション能力」の育成、修得のためには3つのスキルが上げられていました。

それが「意思疎通」、「協調性」、「自己表現能力」の3つです。

  • 意思疎通・・・自己を主張すると共に、他者の意見も聞き入れ、効果的にコミュニケーションを取る能力
  • 協調性・・・互いの主張のバランスをはかり、調和を保つ能力
  • 自己表現能力・・・状況に応じたプレゼンテーションを行う能力

「若年者就職基礎能力支援事業」とは過去に厚生労働省が創設され、企業が若年者の就職に関して就職基礎能力の修得の支援を目的として作られました事業です。

スピーチをする人が気をつける点

 「スピーチをする人」にとっては「話し方」が大切です。

 ポリテクでの講義の際、スピーチをする上での注意点が3点あげられていました。
それは「自分の意見を正確に伝える」、「適当な速さで話す」、「時間内におさめる」の3つです。

自分の意見を正確に伝える

 「スピーチをする人」は自分が相手に伝えたいことを正確に伝わるようにしましょう。「スピーチを聞く人」がどのような人たちなのかも考えて言葉選びに注意しましょう。

適切な速さで話す

 1分間のスピーチの文字数の目安は300文字といわれています。これは文字に起こした場合、漢字も含んで300文字と言われています。

1分間で話す文字数の目安が300文字というのは、NHKのニュースの現場でも使われている目安だそうです。この1分間で300文字が最も聞き手に伝わりやすい文字数なんだとか。

スピーチの時間から文字数を決めて、適切な文字数のスピーチを作成しましょう。

時間内におさめる

 「スピーチをする人」にとっては「スピーチ」の際はたくさん情報を詰め込みたくなります。しかし限られた時間で要領よく聞き手に自分の意見や主張を伝えることも重要です。スピーチは「スピーチをする人」が限られた時間の中で言葉を選び、自分の意見を聞き手に正確に伝えましょう。

スピーチを聞く人が気をつける点

 コニュニケーション能力には「聞き方」も大切だと書きました。

スピーチというとついつい「スピーチをする人」に焦点が行きがちです。

しかし、コニュニケーション能力という観点から考えるとスピーチは「スピーチを聞く人」もその能力を向上させるいい機会です。

私が通っていたポリテクでは訓練生同士でグループワークをしたあとに、以下のような振り返りをしました。

コニュニケーションに関する振り返り
  • 他人の意見の表面だけでなく、趣旨を理解して聞くことができたか。
  • 自分と異なる意見を尊重しながら聞くことができたか。
  • 他人の非言語的な要素(表情、目の動き、沈黙、場の空気)に注意を払いながら意見を交換したか。
  • 他人の意見に賛同・共感したとき、それを適切に伝えることができたか。(うなずき、表情、発言)
  • 他人の意見に不明な点があった場合、相手の感情に配慮しながら適切に質問できたか。
  • 自分の考えを素直に出すことができたか。
  • 他人に共感、納得してもらえることを考慮しながら意見を述べたか。
  • 他人の気分や感情の変化を読み取りながら発言をしたか。
  • 自分の意見を他人に分かりやすく説明できたか。

このチェックは自分の「聞き方」と「話し方」において振り返りをして、コミュニケーションにおける自分の課題を意識するために実施していました。

青字の部分については特に聞き方についての振り返りです。スピーチ中は「スピーチを聞く人」は質問や意見を言いませんが、「スピーチをする人」の意見に耳を傾け、肯定的に受け止めたり、うなずきや表情などの非言語情報で賛同や共感を伝えることができます。

私は人前で話をするのが苦手だったので、スピーチをするときは緊張して声が震えたりしました。しかし、周りの聞いている人が興味を持った表情を浮かべてくれたり、相づちを打って理解を示してくれるとやはり嬉しい気持ちになります。

このようなことからもコニュニケーションにおいて「聞き方」がいかに大事なのか実感した良い経験でした。

コミュニケーションに関して参考にした本

 私がコミュニケーションに関する本で参考にした本です。

学びを結果に変えるアウトプット大全
精神科医の樺沢紫苑さんが書いた本。年間300冊以上本を読み、YouTubeをほぼ毎日更新していて今ではベストセラー作家となった方。日常の中にアウトプットの機会があるから、沢山アウトプットしなさいという本。インプットをメインで書いた 学び効率が最大化するインプット大全 (サンクチュアリ出版) もおすすめです。

伝え方が9割
「伝え方には法則があった!!」と本で書いてあるように、人を惹きつける名言には一定のパターンがある。優秀なコピーライターとして働いている作者の佐々木圭一さんは本の中で、そのパターンと実践方法を説明してくれる。

まとめ

 私は結構時間制限のあるスピーチが好きでした。時事ネタや流行の出来事をとりいれたり、限られた時間を過不足なく使って自分の伝えたいことを伝えることがとても楽しかったからです。

スピーチに慣れない頃は、早口になってしまったり、時間制限を超えてしまったりしてしまうことが多かったです。しかし、次第にスピーチの作成や話し方にも慣れてきて、適度なスピードで決められた時間内に収まったときは「よっしゃ!」と思ったりしてました。

スピーチの準備では制限時間におさめるために言葉を言い換えたり、言おうと思った文章カットしたりする作業もなかなか楽しかったです。

そしてなんといっても、スピーチ後に自分の話した内容について他の人と話たり話題を共有するのも楽しい時間でした。

自分が話した内容がきちんと相手に伝わっているのが分かる瞬間でした。

この記事を見ている方も、今後のスピーチをする機会があったら、スピーチをとおして「話し方」と「聞き方」の両方のコミュニケーション能力を上げるきっかけになってくれると嬉しいです。

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