今回は、職業訓練校(ポリテク)で学んだPCの基礎のついて書いていきます。
ポリテクのITエンジニアを養成するコースで受けた講習内容のざっくりとした概要については
【体験談】公共職業訓練の講習内容(ITエンジニア編)
に記載してありますのでよかったら読んでください。
今回はそのコースのはじめに受けた講習の「コンピュータの構造」の内容になります。
職業訓練校に通いはじめた頃、
私はIT初学者で、ゼロからコンピュータのことについて学ぶという状態でした。
これから書く内容は、ほんとに初歩的なことです。
しかし、そんな初歩的なことが就職した後も役に立ったのです。
読んでいて、そんなこと分かっているよと思うことでしょう。
しかし、ITについて勉強しようという方は是非読んでみてください。
コンピュータの構造
コンピュータの構造とは、
コンピュータ
=
ハードウェア
+
ソフトウェア
(OS(基本ソフトウェア)、ミドルウェア、アプリケーション(応用ソフトウェア))
です。
絵にするとこんな感じ。
ハードウェアの上にOS(基本ソフトウェア)やアプリケーション(応用ソフトウェア)が乗ってる。
個人のパソコンとかスマホは大体この構造に該当する。
ちなみに、ミドルウェアというのもあって、
絵にするとミドルウェアはOSとアプリケーションの間に乗っている感じです。
ハードウェア
メモリ、ハードディスク、キーボード、マウス、ディスプレイ等の機器。
OS
OS(基本ソフトウェア)Operating Systemの略。
各種ハードウェアを効率よく、制御するためのプログラムです。
ミドルウェア
OSとアプリケーションの橋渡しをするもの。
アプリケーションがよく利用する機能をパッケージ化して、別のソフトウェアとしてまとめたもの。
OSほどの汎用性はないが、アプリケーションほどの具体的な機能を担うものでもない。
アプリケーション
ある特定の機能や目的のために開発・使用されるソフトウェア。
一般的にアプリと言われているもの。
以上が、「コンピュータの構造」の内容でした。
余談
今回は「コンピュータの構成」についてでした。
どうでしょう?「そんなの分かっとるわ!」という内容だったと思います。
しかし、私は「コンピュータの構成」はこうなっているという知識は知っているけど、「なぜ?」と聞かれると答えられませんでした。
それは特にミドルウェアに関わる部分です。
ということは知っていました。
しかし、普段日常として使う家庭用のPCにおいては、その必要性や役割は感じないと思います。
私は、ミドルウェアを理解しようとする時に家庭用のPCを思い浮かべながら考えていたので、その必要性や役割を理解できていませんでした。
「そもそもミドルウェアってどこにあるの?」っていうIT初心者丸出しでした。
私がミドルウェアの必要性や役割をようやく理解できるきっかけは、実際企業で働いてそのシステムに触れてみたときでした。
当時、私は企業で主に採用されている「クライアント・サーバシステム」のことを知りませんでした。そんなIT初学者の私に、職場の先輩は「クライアント・サーバーシステム」を「コンピュータの構成」の絵とともに説明してくれました。
こんな絵でした。
「クライアント・サーバーシステム」はIT資源を集中管理するサーバとユーザ端末となるクライアントからなる分散型のコンピュータシステムです。
「クライアント・サーバーシステム」の説明を受け、システムの開発やシステムの変更を意識した時にミドルウェアって必要なんだと感じました。
「複数のアプリケーションの下に共通の機能を提供するミドルウェアがあったほうが、効率的でアプリケーションの開発や変更の時の労力が減りそうでしょ?」と説明してくれました。
(「クライアント・サーバーシステム」の説明については今後記事に書いていこうと思います。)
今回の話で私が強く感じたことは、知識として知っていてもその役割や必要性を知らないと実地で全く役に立たないということでした。
どの様な勉強でもそうですが、一度習得して終わりということはないんだなーと思いました。
知識として知る→実地で経験する→知識やスキルが向上
職業訓練校を出た時に言われたことですが。
「これからも学ぶことは続きます。」
今になってもこの言葉を感慨深く感じることが時々あるのです。
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